農業でもダンスでも常に新しいことを開拓して、自分が常に一線に関わっていたい

取材・文: 滝田 晃弘 ポートレート写真: 奥州NAVI編集部


ープロフィールを教えてもらえますか
昭和57年6月15日生まれです。小学生の頃、野球とミニバスを始め、中学高校と野球に明け暮れてました。ダンスは15歳から始めて、高校卒業後ダンスの専門学校に進学しました。21歳の時岩手に戻りダンススクールを始めたので今年で11年目になります。
農業は就農2年目の新米百姓です。趣味は音楽を聞いたり、小学校からやってる野球で、今も草野球で活動しています。
ー農業とダンススクールの活動について教えてください
就農するきっかけは、以前から父親(農業)の手伝いをしていましたが、農業をやっている幼なじみを見て、「やってみようかな」と軽い気持ちで始めました。でも、いちから始めると、どんどん楽しくなってのめり込んでいきました。春は野菜苗、きゅうり、なすなど代表的な野菜は年間を通して栽培しています。マイナー品種にも挑戦し、スーパーにはないものを栽培し、産直(ふるさと市場、まるいち)や県南の市場に卸しています。去年は失敗続きでした。農業は天候に左右されるので、雨の多さから出来も良くなかったです。ハウス栽培もやっています。規模は、畑もハウスも20Rほどです。父は父で別に農業をやっていて、奥さんが手伝ってくれています。稲作は父はやっていますが、自分自身は種蒔きの時に手伝う位です。
ダンススクールは水沢で週2回キッズ、ジュニア、一般の3つのクラスを教えています。キッズ・ジュニアクラスが一番生徒が多く、メインは子どもたちです。ダンスのジャンルはHIP HOPです。小中学校でダンスが必修の授業になるということで、スクールに入る生徒もいます。スクールでは年に1回の発表会や地域のお祭に出演させていただいたり、常に目標を持ち継続してスクールに通えるように心がけています。
ー農業とダンススクールを両立する上で大切にしていることや想いを教えてください
自分のモチベーションを下げないことです。農業でもダンスでも、常に新しいことを開拓して、自分が常に一線に関われるようにしています。ダンススクールでの悩みは、キッズクラスは定着化してきているんですが、一般クラスでは年間通して通う人は少ないことです。一般の人(大人)にもっとダンスが定着していけばと思っています。ダンスの必修化ですが、子どもたちがダンスをやりたくても、先生がダンスをできなければ、授業に取り入れられません。そこに、外部(学校外のダンススクールなど)が協力できる環境になればと思います。
農業についてですが、新規就農に対する補助金や補助事業があります。しかし、農業を新たに始めるにはまだまだハードルが高く、農業への第一歩を踏み出すのがなかなか難しいです。それを改善して、若い世代も含めて新規就農者がもっと増えればと思います。
ー弘志さんは江刺で大規模なダンスイベントを開催したそうですが、詳しく教えていただけますか
2014年2月に、江刺のささらホールで行いました。県南のダンススクールの生徒がダンスを発表するイベントでした。お客さんは400人ほどでした。県内に小さなダンススクールがいくつもありますが、それぞれ閉鎖的な部分があります。イベントを始めるきっかけは、とりあえず県南としてひとつのことを取り組むことで、スクールの違う生徒が交流したり、県南全体でダンスが盛り上がるようになれば、という想いでした。イベントを見に来た親御さんにも刺激になったり、子どもたち自身も多くの人にダンスを見てもらうことで刺激になり、よかったと思います。「他のスクールや、他のクラスに負けたくない」という思いによって、子どもたちのモチベーションをぐっと引き上げられたのもよかったです。
ーアピールポイントや今後の展望を教えてください
農業に関しては、若い世代が頑張っています。年配の方々に教えてもらいながら、自分たちでも新しい道を切り開いていくために、それぞれで活動もしています。また、農業をやっている若い人ともっと交流していきたいです。農業もかっこいいし、やりがいもあるところをもっとアピールして、農業に対するイメージを良くしたいです。「アグリツーリズム(農業体験)」も、敷居を低くやっていきたいです。農業体験というよりも、圃場(畑、菜園)に行って、BBQをしたり、楽しみながら雰囲気を味わってもらうというイベントを企画しています。ダンスに関しては、水沢、江刺にスクールが3つあるんですが、それらを統合して、大きなスクールにしたいと考えています。現在は、それぞれのスクールの意識統合をしたり、レッスンを行う場所探しをしている段階です。ダンスや農業をやっていく上での喜びは「育てること」が好きですね。ダンスでは、小学校入学前から中学校入学前という長い期間教えて育てていく中で、結果が見えるのがいいですね。農業でも、種まきして、育苗して、定植(苗を畑や田に移すこと)して、製品として市場に出すまでの過程を全てリアルに見れるところがいいです。
ー奥州ナビを見ている人へのメッセージをお願いします
ふるさと市場(産直)に来てもらって、いろいろなものを見てもらいたいのが1番です。これからの春の時期は盛り上がりますし、そこで購入した苗を育てて、野菜のことを知ってもらえればと思います。生産者の顔が写真でも分かりますし、生産者自身が市場にいます。そこで声をかけてもらえれば、農業に対する想いやこだわりなど、いろいろな話が聞けます。そういったスーパーにはない「付加価値」が、産直にはあります。ダンスは始めたいなと言う人がいたら、水沢・江刺にある3つのスクールどこでもいいと思いますよで、ぜひ見学や体験レッスンに来てもらいたいです。おすすめはSUGAR TIMEです!(笑)
ー取材を終えて
ダンススクール講師と農業は一見共通点がないように見えますが共に「育てて行く」という点では一緒のような気がします。ダンススクールは中学校で必須科目となり、農業も最近では地産地消の面からも見直されてきていると思います。二つの活動が成就する時、奥州市に新たな可能性が生まれてくると思います。


●ダンススクール詳細
STREET DANCE SCHOOL SUGAR TIME

[キッズレッスン(5才頃〜小学校2年生)]
毎週火曜日(5週目は休み) / 18:30〜19:15 / HIP HOP

[ジュニアレッスン(小学校3年生〜中学生)]
毎週木曜日(5週目は休み) / 18:30〜19:30 / HIP HOP

[一般レッスン(ダンス歴2年以上のJrクラスの生徒〜何歳までOK)]
毎週木曜日(5週目は休み) / 19:40〜20:40 / HIPHOP HOUSE etc...

>>SUGAR TIME HP http://sugartime.jimdo.com/

今回のHUMAN NATURE人
Sugar Time / Sugar Farm
佐藤 弘志
1982年6月15日生まれ
血液型:O型
趣味:野球

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